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今回は、現在弊社の取り扱い商品の中で多くを占める、青果物向け包装資材について、包装方法や種類等を大まかに説明したいとおもいます。

①袋に詰める包装 一番一般的な方法が袋に青果物を詰める包装ではないでしょうか。その筆頭が防曇袋(ボードン袋)と呼ばれる、読んで字のごとく、くもりを防ぐ袋です。
特徴としてOPP防曇という素材を使い丈夫でコシがあり袋詰めに適してます。野菜、果物等の水分を含んだ食品の包装に適しています。
水滴が発生しにくい品質で内容物の腐敗を防ぎ商品の鮮度を保持する効果があります。

②青果物の袋詰めでいいますと、次にあげられるのがポリ袋(LDPE)です。強度、透明度に優れています。粉物や漬物に使用されることがあります。
防曇効果はありませんが、素材的に穴開けの後加工が可能である為、曇りと水滴をある程度、コントロールすることができます。
また、ねぎの包装などでは袋の開口部を密閉せずに使用する場合もあります。

③容器に詰める包装 青果物包装、次にあげるのが容器包装です。容器は素材、形、色柄、サイズ、メーカーと多岐にわたります。
商品の付加価値をつける為に高価な容器に包装する。カラフルな柄の容器に詰めて季節のイベント(ハロウィーン・クリスマス等)向けにする。
蓋付の容器に包装して内容物をしっかり保護する。環境に配慮した素材や紙容器を使った包装で環境に配慮する等、選択肢が豊富にあります。

④シートに包む包装  レタスの包装に多く見られるシートに包む方法、サイズ:450mm×450mm・400mm×400mmが一般的。ボードン加工された商品がおすすめです。

⑤テープで巻く こちらは包装というより、たばねらテープで巻くスタイル。たばねらテープとは、一般的なサイズが20mm幅×100m巻(15mm幅も有)の新鮮野菜と印刷されたテープです。色は紫と緑と印刷無しで赤と黄、果物バージョンもあります。
ネギを数本でたばねる為にテープで巻く。キャベツをひと玉巻く。レタスをひと玉巻くイメージです。
個人的主観とすると、テープ巻き加工が施されていると葉の広がり押さえられ、持ち運びしやすく、手に取りやすく購入しやすいです。
また、広がりやすい葉物野菜などもテープ巻きされていると売り場に陳列する際に収まりが良くなるのではないでしょうか。

⑥紙で包む包装  こちらは主に白菜をまるごとひと玉、白菜掛紙で巻く方法です。ただ、核家族化で食べる量が減り、このひと玉巻く販売方法は年々減少してます。1/2、1/4カットしてボードン袋に包装して売られているのをよくみます。
また、ベーカリー向け耐油シートや製菓用ペーパー、和紙等を使い包みこむ包装方法もあります。主にフルーツ系やファーマーズマーケット等に出品する際の包装に使用されているのをよく見ます。まさにおしゃれにスタイリッシュに見せるためのパッケージ方法です。また、クラフト素材のフルーツキャップ緩衝材などを使用しても一層おしゃれに演出できると思います。

⑦紙器・化粧箱での包装 箱に詰める包装となります。主に宅配用、贈答用、キャリー用(手持ち付)があり、主に果物の包装向けが多数です。鮮やかな印刷が施さた商品が多く、いちご、メロン、スイカ、ブドウ、マスカット、リンゴ、みかん、梨、桃、チェリー、各果物併用から仏事用までサイズ、柄まで幅広い商品展開があります。

⑧カゴ(柳)に盛る包装 カゴに盛る包装です。お供え用が多数です。取っ手付き、取っ手無があり、もちろん蓋は無い為、OPPシートを被せる方法、チューブと呼ばれるシートを被せて、専用機器(ドライヤー)で熱をあてシートを収縮させて、固定させる方法があります。

⑨桐箱に入れる包装 高級果物の包装に限られます。主にメロンやマンゴー等でしょうか。

⑩ネットに入れる包装 棒ネットタイプ、サイズ30cm~60cmで5cm刻みの商品展開で色は赤・黄・緑・白・オレンジ・青等があり、みかん、栗、ニンニク、とうもろこし、また海産物でシジミを入れる需要もあります。
尚、ネットの開口部を結束するための結束機(エコプラス)等も商品としてあります。
平ネットタイプ、1.5kg用~20kg用までの商品展開で色は赤・緑等があり、みかん、たまねぎ、じゃがいも等の包装に使用されることが多数です。

⑪ハンディ・スタンドタイプの袋に入れる包装 底にガゼットを持たせたタイプの袋の上部をくりぬき持ち手を持たせた袋です。内容物を入れて自立安定性を持たせ、立体陳列が可能です。野菜、果物どちらの包装にも使え、立体陳列の為、目に留まりやすく、そのままレジ袋のように使えるので売り場でも手に取りやすいのではないでしょうか。

⑫機能性フィルムを使った袋に入れる包装 鮮度保持効果を持った袋に包装ことで、収穫時に少しでも近い状態を保つことができ、出荷調整等も可能になります。各メーカー、各サイズの商品展開があり、一度、野菜に合わせてテストすることをお勧めします。

以上、包装資材、包装方法とまさに多種多様です。今後は各内容物に合わせた包装資材、包装方法を随時掲載していきますので宜しくお願いします!


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